JAPAN
1.試作から欠点のないものは出来ない、できたら神業である。
2.欠点が見えたら必ず素直に認めること。兎角止むをえないといった申訳が先に立つ。
3.原因を追及する。どんな現象も理由なしには起きない。
4.場当たり的な目見当で安易な改良はしない。たとえば破損したとき10%や30%強くしてもだめ、2倍か5倍強くする心構えが肝要である。
5.どんな改良希望でも必ず方法はある。若い人など「これ以上改良の方法がない」などという。「神様は小さな花粉や精虫でも何万種作っているではないか。もっと工夫してみよ」と考えさせる。
6.何回でも飽きずに繰り返し改良する。設計を3-5回やり直せばまずまずの製品になる。
7.価格より品質を優先させる。原価を下げることは矢張り一つの改良案で別に練るが、不合格品が無くなり数多く売れると、それだけで原価は下がるものである。