あらゆる場所に東日のトルクソリューション
東日のトルク機器は、普段見慣れた製品だけでなく、あらゆる産業で使用されています。
タイヤのホイールナット
身近なトルク機器の使用例では、自動車の冬/夏タイヤの交換作業でホイールナットのトルク管理があります。東日のトルクレンチは普通車の場合、樹脂グリップのQLシリーズや、メタルハンドル(グリップ部分がローレット仕上げ)のQL-MHシリーズが使用されています。大型車の場合DQLE2やTW2が使用されます。
また競技用車両においては車検時や出走前のトルクチェックに東日のトルクレンチが使用され、初期締付け力不足に起因する緩みや、締めすぎによる破損などのトラブル防止に役立っています。
ペットボトルのフタ
ペットボトルの樹脂製の蓋やアルミニウム容器の蓋を開ける際に、「パリパリ」のような音がします。このトルクを開栓トルクと言い、飲料水メーカーや容器メーカーは、製品開発時や製造工程の抜き取り検査でトルク測定を行っています。東日のトルクメータTME2シリーズやTMシリーズは、開栓トルク測定に実績があります。
航空・宇宙・通信機器
一度打ち上げたらメンテナンスが困難な宇宙分野や、たった1本の締付け不良が重大な事故の原因となりえる航空分野。通信機器では、たった1つのコネクタの締付不具合から起因する通信障害。これらの分野でも東日のトルクドライバやトルクレンチの使用実績は豊富です。
特にコネクタの締付トルクは重要で、トルク管理で締めすぎによるコネクタの破損を防止するだけではありません。例えばGHz帯の高周波測定機器では、NSP100CNX8によるトルク管理により測定条件を均一にし、信頼性の高い試験を行っています。
化粧品(コスメティックス)
東日のトルク機器は化粧品など身近な製品にも数多く使用されています。例えばリップスティックやエナメル。
意匠性に優れた容器設計と同時に、女性の指で滑らかに回転できるように、商品開発や抜き取り検査などで東日のデジタルトルクゲージATGEシリーズやBTGEシリーズが使用されています。またフレグランスでは液や香りの漏れ、空気との接触による品質劣化を防ぎつつ、開けやすい蓋の開発や抜き取り検査に使用されています。
海洋構造物
近年開発が進む、海洋での石油/ガスの生産。海洋石油掘削リグ、石油生産プラットフォーム、浮体式石油・ガス生産・貯蔵・積出設備等にも東日のトルク機器は使用されています。大型トルクレンチQLE2/CLE2/DQLE2/PHLE2シリーズは、トルクレンチ本体とエキステンションハンドルが分離できコンパクト収納が可能。
海洋構造物など工具の収納場所が狭い環境に最適です。また東日の交換ヘッドは世界一の品揃えで、特殊品製作の手間と時間がかからずに済みます。
太陽光/風力発電
太陽光や風力など、再生エネルギーの分野でも東日のトルク機器は数多く使用されています。これらの装置は長期間風雨に耐え、事故・故障も無く安定して電力供給しなければなりません。例えば太陽光発電用のパネル設置工事では、初期締付力不足による緩みの防止、さらに締付け力過多によるパネル破損の防止の目的で東日のトルクレンチが利用されています。
さらにこれら設備の定期点検では、増し締めトルク測定を行い、測定値をデータベース化して管理し、地球にやさしい自然エネルギーを活用し続けています。